本「同調圧力」
図書館で借りた本を読み終わりました。
なかなかおもしろかった。
日本は同調圧力の強い国。同調圧力があるからこそ犯罪が少ない一方で、先進国の中では自殺者が多いのだそう。
私も人の目がすごく気になります。
私の個人的な性格の問題だと思っていましたが、日本人固有の性格だったのかな。
自分では、人の目を気にしすぎる性格は嫌なので、直したいと思っていて、「人が何と言おうと私は私!」と言える人になりたいと常々思っていますが、なかなか難しいです。
鴻上さんの劇団のオーディションのお話が興味深かった。
オーディションに落ちたのは、単に役柄に合っていなかっただけの話なのに、日本人は自分が全否定されたように感じてしまうのだそう。欧米の人は「私に合う役がなかったのね」と考えて気にしないのに対し、日本人はオーディションに続けて何回も落ち続けると自殺まで考えてしまうのだとか。
私も転職活動がうまくいかず、応募する会社に落ち続けていた時同じ気持ちでした。さすがに自殺までは考えなかったけど、私は世の中に必要とされていない人間なんだと、くよくよ考えていました。
そういう時に、「単に合わなかっただけ」と考えて気持ちを切り替えられるようになったら、もっと人生が楽になるのかもしれない。