本「テレビの大罪」
本「テレビの大罪」を読みました。
テレビの大罪 (新潮新書) (2010/08) 和田 秀樹 商品詳細を見る |
最近はほとんどテレビを見ない私ですが、この本を読んで、
あらためてテレビの影響力の大きさを感じました。
以前は、ニュースなど、テレビの言っていることは、
みんな正しいと思い込んでいましたが、
そうでもないと思い始め、
なんとなく、徐々にテレビから遠ざかってきた感じです。
まあ、そもそも、おもしろい番組、見たいと思う番組が
なくなってきたという方が大きいですが。
情報番組でダイエットに効果があると謳われた食材が根拠がなかったり、
やらせが発覚したりしたこと。
それから、ずいぶん前になりますが、
とある著名人がインタビューされた時の内容を編集されて、
テレビに都合のいい部分だけ放送されたと言っていたこと。
その頃くらいから、テレビに対する不信感が少しずつに増えていった気がします。
この本で印象に残ったのは、
「テレビは一般論のふりをして、極論を言っていることが多い」ということば。
視聴者は気づかないうちに極論を一般論として受け止めてしまうそうです。
なんだか怖いです。
著者の言葉はかなり厳しくて、
それは言い過ぎでは?と思う部分も多々ありましたが、
テレビ視聴について、もう一度考え直したくなる1冊でした。
私はだんなさんはともかく、
子供たちが見るテレビ番組については、気をつけていってあげたいです。
子供たちにテレビをまったく見せないなんてことは無理だけど、
あまりにもくだらない番組は見せないようにしたい。
良質な、大人が見ても楽しめる内容の番組が増えてくれるといいな~と思ったのでした。