私の日々 ~Watashi no hibi

男の子2人を育てる働くママ。そんな私の毎日。

高齢出産のイメージって

とある週末。

美容院での出来事。

私の隣に座っていた女性と美容師さんの会話が何気なく聞こえてきました。

話題は結婚・恋愛のことのようで、隣の女性は20代半ばくらい。

で、30前に絶対に結婚したいから、今から付き合う人は結婚前提じゃないとね、

みたいな話をしていました。

なぜ早く結婚したいかと言えば、早く子供を産みたいからなんだとか。

若いのに人生設計きっちりしてるな~と、感心しながら聞いていたのですが。

「だって、30過ぎると子供の奇形率が上がるんですよ!」だって。

ちょっとびっくりしてしまいました。

彼女と話していた美容師さんもびっくりして、

「いや、30代はまだまだ大丈夫でしょ。」と、

私のことを気にしてか、一生懸命フォローしていました^^;

確かに彼女の言う通り、年齢が上がればリスクも上がるけどさ、

もっと言い方があるでしょうに。

奇形率って何よ(怒)。

なんか、某歌手の「羊水が腐る」発言を思い出してしまいました。

私は34で長男、39で次男を出産したのですが、

彼女から見たら、ものすごい高リスク出産に入るのだろうか・・・。

その日のお客さんは、

私と彼女の他には年配の女性一人だけでした。

でも、例えば、私みたいに30代以降で出産した女性、

30代40代で不妊治療している女性がいたら、

すごく気分が悪かったのではないかと思うのです。

正直、私はかなりカチンときてしまった。

そして、世の中には、障害のあるお子さんを育てている家庭もあるのだから、

安易に公共の場で、そんな発言をすること自体どうかと思います。

それにしても、若い人たち高齢出産のイメージってこれ?

(彼女が特殊なのか?)

若いうちに結婚して、子供を持ちたいって考え方は素晴らしいと思うし、

若い人がみんなそんな風に考えて行動したら、少子化対策に貢献すると思うけれど、

だからって高齢出産を否定するような考えを持ってほしくないと思います。

年齢が上がれば、お腹の子供のリスク、

母体のリスクは上がることは事実だけど、

若いうちにはなかった心のゆとりとか、経済的な安定感とか、

高齢ならではのメリットもあると思うんですよね。

と、言いつつ、

次男の出産が長男の時よりも時間がかかっちゃって大変だったので、

やっぱり出産は若いうちだよね、なんて思った時期もありましたが。

子供を持つことって、出産だけで終わるわけではなく、

そこから子育てという長い道のりが始まるわけだから、

総合的に考えないといけないと思うのです。

私は二人の男の子を授かって、

イライラする日はありつつも、概ね穏やかな母でいられていると思っていまして、

それはやっぱり30代半ばで子供を持ったからではないかなと思っています。

20代の私は本当に子供っぽくて、自分の人生を楽しむことが一番重要でした。

だから、そんな時期に結婚して、子供ができていたら、

自分がやりたい色々なことを我慢しなければならないという状況に常にイライラして、

きっともっと余裕のないお母さんになっていたと思うのです。

「若ければいいってものではないんだからね!」

と言ってやりたい気持ちは胸の奥にしまって、美容院を後にしたのでした。

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