私の日々 ~Watashi no hibi

男の子2人を育てる働くママ。そんな私の毎日。

本「専業主婦になりたい女たち」

図書館で借りて読んだ本、「専業主婦になりたい女たち」。

 「子供が小さいうちは家で一緒にいてあげたい」と言って仕事を辞める女性が多いとのこと。わかる気がしました。私も大泣きする長男を保育園に預けて仕事に行くことに少なからず罪悪感があったので。でも仕事を辞めたいとまでは思わなかったのよね。著者も繰り返し述べていますが、いったん仕事を辞めて無職になり、ブランクが開けば開くほど再就職が難しくなるのは事実。私が仕事を辞めなかったのも、「辞めたら後がない」と心のどこかで感じていたからかもしれません。(ちなみに、次男は保育園を全然嫌がらない子だったので、保育園で泣くこともなく。本当にあっさり「じゃーねー」と園庭の友達のところに行ってしまうので、長男の時のような罪悪感は皆無でした^^;)

最近、私の周りで専業主婦になった友人・知人が数名いるのですが、有能な女性が専業主婦になるなんて本当にもったいないと思います。

一人は保育園のママ友。大企業の営業職でバリバリ働いていたのですが、旦那さんの海外転勤についていく形で仕事を辞めました。もちろん保育園も退園。次男が仲良くしていた子だったこともあり、本当に残念でした。旦那さんに単身赴任してもらうという選択肢もあったけれど、家族が一緒にいることが一番大事と言っていたので、その気持ちを尊重して笑顔で見送りました。

もう一人は、大学時代の親友。彼女も大企業に勤めていたけれど、旦那さんも同じ会社で多忙を極め、家事・育児に一切協力してもらえないため、辞めることにしたそう。

最後は会社の同僚。彼女も優秀で人事の評価も高く、昇進の話も出ていたのに、こちらも旦那さんの転勤についていくということで退職。

は~本当にもったいない。

本で紹介されていた事例とは違いますが、女性が結婚・出産後も働き続けることって難しいな~と、しみじみ思いました。本人にやる気があっても環境が許してくれない場合もあるということですよね。そう考えると、仕事を続けていられることに感謝しないとかも。

ちなみに、この本の中で一番びっくりしたのは20代独身男子の結婚観についての座談会コメント。

「妻が自分より稼ぐのは嫌」「明かりのついている家に帰りたい」「妻に家のことはきちんとやってほしい」「育児は妻に任せたい」・・・などなど。

こういう男子と結婚したら専業主婦になるしか道はない気がします。旦那さんより稼がず、旦那さんより早く家に帰り、家事をきちんとこなし、育児にも手を抜かない・・・。

私(フルタイムワーキングマザー)には無~理~。

これらのコメントから察するに、彼らは専業主婦の母親にすべてのことをしてもらって大人になったんだろうな~。今の若い女性が専業主婦になりたいのは、若い男性が自分の母親と同じ専業主婦を妻に望んているからなのかも。

この座談会の男子たち、全員年収600万円で、婚活市場ではかなり人気があるレベルらしいのですが、私はまったく結婚したくないです。彼らが求めているのって妻というよりは母親の代わりのような気がします。「専業主婦の妻=自分の身の回りの世話をしてくれる人」なのでは?

我が家の息子たちには、こんな形で妻に専業主婦を求める男子になってほしくないので、自分でできることはやれるようになってもらわないと。母親として子供たちの世話を焼きすぎないように気をつけよう!と気持ちを新たにしたのでした。 

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